宇〜太に会いたい ー宇都宮大学ー

宇都宮大学に関するブログです

後期授業

大学の授業

大学と言うより、日本の学校は4月から始まります。欧米などは9月から始まる様ですが、9月は日本では2学期が、後期授業が始まります。
大学の授業は、大きな講義室で大勢の学生相手に、年配の先生が「ボソボソ」と講義をするイメージです。出席していなくても、一夜漬けでテストが出来れば何とか単位がとれ、何を学んだのかよく分からないで卒業した人が多いのではないのでしょうか。
良かったのか悪かったのか分かりませんが、大学とはそんな処です。本来は学問を探究する場所ですが。
テストも毎年同じ内容で、先輩などから過去問を手に入れば良かったし、私が学生だった時には授業の「鬼仏表」なるものが売られていました。のんびりした時代でした。

コロナ禍の授業

今年は新型コロナウイルスの流行により、政府の方針で3ヶ月近く学校が休校になっていました。
その間、児童生徒学生は通常ではない学習をすることになったようです。小中高校では、オンライン授業が難しいためか課題による学習になり、大学は、学生に機材や知識があるため、実施が容易に可能なのでオンライン授業を実施しています。
また、小中高校は6月頃から学校へ登校し対面授業を復活している様ですが、大学ではオンライン授業を続けているようです。
本当かどうか分かりませんが、大学は年配(60過ぎ)の先生がいるため、コロナにかかる危険性を考えオンライン授業を実施していると言う話もあります。若者は無症状が多い可能性もあり、学生から教員にうつる危険性を考えているようです。
兎に角、今年入学した1年生は一度も大学構内に入ったことがない学生もいるらしく、今までの生活とは異なっている様です。
宇都宮大学のWebページに、後期授業の案内が載っていました。

後期授業の基本方針
○授業は、対面及びオンラインで実施する。
○実験、実習、実技等は原則として対面授業で実施し、講義は原則としてオンライン授業で実施する。

実習実技以外は「原則として」オンライン授業のようです。

学生生活

私の学生時代は、授業には出ないが安い食事をしに学食へ行き、また、ひとりで食事をするのも寂しいのでサークル室へ友達を探しに行ったものです。詳しくは分かりませんが、最近の学生も同じようなものでしょう。授業は覚えていないが、思い出は沢山あるのが学生生活です。
しかし、コロナ禍により学校生活が大きく変わったようです。大学自ら、「来るな」と言っているのですから当たり前です。1年生では、構内に入ったこともなく、大学で新しい友人が出来ずに不安になっている学生もいると聞きます。
極端な話、家から一歩も出ずに卒業できることも考えられます。大学まで移動して学ぶことが当たり前としてきた今までの考え方を変えることが求められます。
今までの学生は、どの大学でどのような人間関係で生活を送ってきたかが評価の対象になっていた感じがしますが、大学にも行かず人間関係も作れない状況では学生の評価も今までとは変える必要があるでしょう。大きく学生の評価方法が変わるかも知れません。

今後の大学

オンライン授業は、学ぶ場所が関係ないと同じく、どの大学で学ぶかも無意味になっていまいました。ある学問の基礎部分を学ぶだけで有れば、その分野の教科書の解説をしているビデオ授業さえあればいいのであって、それぞれの大学で実施する必要は無くなっていきます。
より深い学びをする場合には、それを専門に研究している先生について学ぶ必要が出て来るかと思いますが、大学の1・2年生では大学を選ぶ必要がなくなってきたいます。
今後の大学は、どこで学んでも同じになるでしょう。大学院に進み、自分の研究分野がハッキリした時に、誰に教わり学ぶかが重要になってきます。しかし、ここでも「どこの大学」と言うことは重要では無く、教わる先生個人が重要に成ります。
日本の学歴は、「どの大学を卒業した」かというより「どこの大学に入ったか」になっているが、これからは「何を学んできたか」「誰から学んだか」が重要になるでしょう。
当たり前といえば当たり前です。では、宇都宮大学で特別に学ぶことができることは何でしょうか。今のところハッキリと言うのは難しいですね。