国際学部
内容
国際学部は、英語を中心に勉強する、というイメージを持っています。宇都宮大学では
「学びの視点として「国際」「学際」「比較」の3つを重視しています」
とあります。「学際」とは
「一つのテーマに対して、複数の学問分野を関連づけながら学ぶ研究のあり方」
つまり、「世界中」の「多くの学問」を「その差異」に注意し研究する学部だと受け取れます。世界中の自分以外を学び認めることでしょう。
学ぶ内容が
「アジア太平洋文化社会」「欧米文化社会」「日本文化社会」「比較文化社会」
とあります。文学部と何ら変わりがない気がします。文学部といえば、「本を読んで議論する」とインドアのイメージが強いので、よりアクティブにアウトドア的なイメージを作るために国際学部とした感じがします。
実際に、特徴的な取り組みに
1.国際キャリア教育プログラム
国際的な仕事の意義を学ぶことを目的とするプログラムです。
2.外国語臨地演習
外国語臨地演習は海外で行われる短期留学プログラムです。
3.HANDSプロジェクト
「地域プロジェクト演習」(3年次・必修)は、地方自治体、民間企業などと連携し、学部を横断した学生チームが栃木県内の地域デザインを実践します。
があり、とても活動的な、アクティブです。文学オタクには居心地が悪いかもしれません。
アドミッションポリシー
国際学部を受験する人へ期待することは、
「外国の学校での勉学経験から得られた国際的な高い問題意識, 社会人経験から得られた深い問題意識,外国人として4年間勉学を続けようとする強い意志,な どの特性を考慮して評価します。」
とあります。帰国子女、社会人、外国人留学生を求めているらしいです。普通の高校生に対しては
「高等学校教育課程の総合的学力,国際的な問題を説得的に論ずることのできる能力」
と一般的なことしか書いてありません。単なる学力重視と変わりません。
学科
学科は国際学科の1つです。文学部内の学科を全てまとめた学科になるので、1つになるのは自然といえば自然です。特徴は
「多文化共生」
「グローバルな実践力」
の2つです。いかなる時代場所でも自分を活かし生きていけることを目標にしています。
色々な能力が求められるように感じますが、学力よりも何事も積極的にチャレンジしていく人が強く求められているので、受験で合格できるから受験して入学したような人には向かないかもしれません。
国際文化学科と国際社会学科とがあったようですが、国際社会学科1つにまとめた感じがします。
卒業後
卒業後の就職先一覧がWebページに載っています。魅力的な就職先です。地方国立大学、中堅私立大学の文学部に行くよりは、就職結果は良いと思います。定員が100人なので、全てで良い結果とは言えないとおもいますが、進学者も含めて魅力的な結果です。
高校生には人気がある、とう感じはしませんが、これはアクティブに学習することがメインになることが、敬遠される理由なのではと考えます。