宇〜太に会いたい ー宇都宮大学ー

宇都宮大学に関するブログです

グローバルサイエンスキャンパス総合評価「S」

総合評価「S」

Webページを見ていたら、総合評価「S」の文字がありました。中身を見てみると次のことが書いてあります。

平成27年度に採択を受けた科学技術振興機構・グローバルサイエンスキャンパス事業の事後評価(4段階:S、A、B、C)において、宇都宮大学は総合評価S判定を受けました。

またも外部から高評価を受けています。高評価を受けたことだけ発表している、と言い換えることもできます。評価基準も書いてありました。

事業目標を大幅に上回る成果を達成し、他の実施機関のモデル的存在である。他の機関へのノウハウの波及や社会的認知向上の役割を果たしている。

毎年定員の2倍以上の応募者を集めていた点や授業内容の改善、選択科目数の増設など取組内容の改善に努めた点、受講生の非認知能力に着目し、コーチングを活用した「個の多様性」に対応した丁寧な指導などが高く評価されました。

非認知能力とは、学力などの数値化できる能力以外の「努力」「積極性」などのことで、それに「対応した丁寧な指導」とは、中身の理解より受講者個人の楽しみを重視したことと考えられます。学力優秀ではなくても、その興味を十分引き出したことに対する評価なのでしょう。

グローバルサイエンスキャンプ

科学技術振興機構が実施している次世代人材育成事業で、内容は次の通りです。

大学が、将来グローバルに活躍しうる傑出した科学技術人材を育成することを目的として、地域で卓越した意欲・能力を有する高校生等を募集・選抜し、国際的な活動を含む高度で体系的な、理数教育プログラムの開発・実施等を行うことを支援します。教育プログラムは、個に応じた才能育成の施策や、受講生の多様性に応じた育成プランが組み込まれたものであることが求められます。

簡単に言うと、大学が実施する高校生対象の講座のようです。このような事業が、中身が変わらず名前だけを変えて実施されています。内容が同じならば、同じ名前で何十年も続ければ良いかと思いますが、それだと機構の人々が仕事をしたことにならないので、ダメなのかと思います。

「君が未来を切り拓く!~宇大の科学人材育成プログラム~」

宇都宮大学のグローバルサイエンスキャンプが「君が未来を切り拓く!~宇大の科学人材育成プログラム~」です。

基礎プランと育成プランの2つに分かれています。

基礎プラン

物理・化学・生物・地学・数学・情報・技術・芸術に関する講義や実験実習で、最先端の科学技術を体験します。また、アイデアの出し方や、粘り強く目標達成をするコツ、研究倫理や英語コミュニケーションなどを学んで、実践する授業も含まれています。

育成プラン

宇都宮大学の研究室に所属し,大学教員の指導を受けながら,あなただけの個別の研究を行います。その成果を,世界に向けて英語で発表するのが目標です。

基礎プランから育成プランになる時に、選抜が行われるようです。それならば、大学に入学してからでいいかと思いますが、優秀な人災の育成では先取りが重要なのでしょう。凡人には分かりません。

実施されている講座は、必修講座として次の4つがあります。

「セルフコーチング入門」「イノベーティブデザイン入門」「グローバルコミュニケーション」「研究倫理ワークショップ」

私としては、魅力をあまり感じません。自己啓発セミナーの講座内容のようです。考え方が古いのでしょうか。

この内容ならば、高校でも実施可能では、と思うのですが大学で実施することが重要なのでしょう。それほどでもの内容を、より高度な印象が保たれるので良いのでしょう。

気になることは、土日祝日の実施なので、大学の先生方の働き方改革は大丈夫なのでしょうか。

学長登場

ここでも学長が登場してきました。修了生と学長がランチをとったそうです。宇〜太は出なかったのでしょうか。