アドミッションポリシー
アドミッションポリシー
アドミッションポリシーは「コトバンクhttps://kotobank.jp/」によると
大学の入学者受け入れ方針。自校の特色や教育理念などに基づき、どのような学生像を求めるかをまとめたもの。
単純に考えると「入学を許可される生徒が身につけていなければならない資質」と言える。「最低限身につけていておいてね」というもの。
例えば、東京大学のアドミッションポリシーは次のとおりです。
東京大学は,このような教育理念に共鳴し,強い意欲を持って学ぼうとする志の高い皆さんを,日本のみならず世界の各地から積極的に受け入れたいと考えています。東京大学が求めているのは,本学の教育研究環境を積極的に最大限活用して,自ら主体的に学び,各分野で創造的役割を果たす人間へと成長していこうとする意志を持った学生です。
何よりもまず大切なのは,上に述べたような本学の使命や教育理念への共感と,本学における学びに対する旺盛な興味や関心,そして,その学びを通じた人間的成長への強い意欲です。そうした意味で,入学試験の得点だけを意識した,視野の狭い受験勉強のみに意を注ぐ人よりも,学校の授業の内外で,自らの興味・関心を生かして幅広く学び,その過程で見出されるに違いない諸問題を関連づける広い視野,あるいは自らの問題意識を掘り下げて追究するための深い洞察力を真剣に獲得しようとする人を東京大学は歓迎します。
つまり、「最先端の研究をしていて、予算も十分にある大学を利用して、自らの興味関心に応えていく学生」が求められています。大学にブランドを求める学生や人脈を求める学生はいらない、ということを言っています。
ただし、教育理念が、「世界的視野をもった市民的エリート」の育成にあるので官僚希望の学生は求められる学生になります。
宇都宮大学のアドミッションポリシーは次の5つになります。
- 未来を切り開いていこうとする夢と情熱を持っている人
- 知的好奇心に富み、専門職業人として持続可能な社会の形成や発展に貢献したい人
- 教養と専門知識を修得するための基礎的な学力とコミュニケーション能力を持っている人
- 自主的に学ぶ姿勢と、論理的で柔軟な思考能力を持つ人
未来を切り開いていこうとする夢と情熱を持っている人
求める学生に対して、抽象的になるのはしょうがないことで、この逆、つまり求めていない学生像を考えると分かりやすくなります。言い換えると、「過去に従い、現実に無感情で従う人」になるかと思います。中年にいそうですが、未来がある学生にほとんどいないでしょう。
「未来を切り開く」
は解釈するのが難しい言葉です。ただ単に現状を変えると考えれば良いのか、我々に有意義なことを生み出すと考えれば良いのか難しいです。具体的にこの部分に該当する学生は、普通の学生ということでしょうか。
知的好奇心に富み、専門職業人として持続可能な社会の形成や発展に貢献したい人
これも逆を考えます。「何事にも無関心で、教養を持った自由人で、終末へ向かう社会に対して傍観する人」になるかと思います。これはこれで、生き方としては良いのではと思います。ただ、大学で学んで欲しいとは思いません。仙人、世捨て人の部類です。ここは、単純に専門分野に興味関心がある学生を求める、と解釈しましょう。
教養と専門知識を修得するための基礎的な学力とコミュニケーション能力を持っている人
これはそのままで、「基礎学力とコミュニケーションがない人はいらない」といことでしょう。ですが、一般試験では面接がありません。大丈夫なのでしょうか。もしかして受験会場の試験官がそれを担っているのでしょうか。基礎学力は持って良いても、コミュニケーションがない人もいます。ただ、基礎学力がない生徒は、センター試験ではじかれます。
自主的に学ぶ姿勢と、論理的で柔軟な思考能力を持つ人
「強制的に学ぶ態度と、直感的で硬直した思考能力を持つ人」なりますが、「強制的」が引っかかりますが、直感的で融通の利かない芸術家タイプの人はいらない、ということでしょうか。
まとめ
まとめると、宇都宮大学が求める生徒は、「普通で専門分野に興味関心があり、基礎学力を有する人」になるかと考えます。
言い換えると「センター試験で一定程度の点数を取った人」になるでしょうか。
宇〜太は、受験のとき、何点取れたのでしょうか。