宇〜太に会いたい ー宇都宮大学ー

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「2019年度グッドデザイン賞」を受賞

受賞

宇都宮大学のWebページに、またまた受賞の方向が載っていました。

地域デザイン科学部の安森研究室、石井研究室が関わる東峰町の空き家再生「とみくらみんなのリビング」が「2019年度グッドデザイン賞」を受賞

詳しくは次の通りです。

地域デザイン科学部の安森亮雄准教授(建築都市デザイン学科、宇都宮空き家会議会長)、石井大一朗准教授(コミュニティデザイン学科)の研究室が関わりました、空き家等対策に取り組む官民連携組織「宇都宮空き家会議」と「東峰西自治会」が協働により実施した空き家活用の取組が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2019年度グッドデザイン賞(公共の建築・空間部門)」を受賞しました。空き家対策の取組としての受賞は栃木県内初となります。

これだけだと何がどうなっているのか、分からないことが多すぎます。

それぞれ個別に、みていきたいと思います。

グッドデザイン賞

Webページには次の説明がありました。

グッドデザイン賞は、デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動です。1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきました。

グッドデザイン賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られます。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰しています。

様々なデザインの評価をして、表彰する賞のようです。そうなると、世の中の全てのものが対象になると考えられるので、とても権威がある、又は印象がないかのとぢらかになってしまう気がしますが、私の印象では後者になります。

「受賞のメリット」を公式に言及しているのは、権威がないことの証明のような気がします。

審査員は各分野に5名程度で、これでその分野で無数にあるデザインを審査するのかと思ったら、こちらは参加申し込みが必要で審査料がかかるようです。何か「モンドセレクション」のような雰囲気が漂っています。

宇都宮空き家会議

Webページにはこうありました。

不動産・金融・建設・造園・法曹・大学・NPO・行政など様々な分野の会員が連携を図り、所有者や相続人、自治会などの地域のみなさまが抱える問題の解決を支援するための活動に取り組んでまいります。

取り組んでいる内容は次の通りです。

  • 所有者や相続人の相談内容に応じた協力事業者を紹介する「マッチング事業」
  • 遺言や後見など、元気なうちからできる生前対策を啓発する「空き家対策啓発事業」
  • 空き家の活用を通して、まちづくりを担う若者などの人材育成や地域における新たなコミュニティの形成を支援する「人づくり支援事業」
  • 新たな官民連携事業を検討する「調査研究業務」 など

主体的に解決をしていくのではなく、解決を希望する人や団体に対して支援する所のようです。私としては、主体的に持ち主不明な空き家をどんどん解体していく団体を希望します。

この会議に宇都宮大学の職員が関わっています。

とみくらみんなのリビング

栃木県の地方紙である下野新聞によると

5年ほど前から、東峰西自治会が空き家を集会所として活用していたが、老朽化のため、産官学でつくる「宇都宮空き家会議」に改修を依頼。外装に木材をふんだんに使用した、柔らかな印象のコミュニケーション空間に生まれ変わった。

ということで、老朽化した集会所の改築を行ったことのようです。これが「グッドデザイン賞」の「公共の建築・空間」で受賞した模様です。

空き家を活用したことによる受賞、というより建築物のデザインとしての受賞のようです。

宇都宮大学の教員がデザイナーになっています。

宇都宮大学安森亮雄研究室 安森亮雄、塚本琢也、松本大知+株式会社ピースノート 茂串充紘

つまり、宇都宮大学の教員がデザインした建物が賞をもらったということになります。初見での印象は、空き家活用の政策が表彰されたのかと思いました。

凄いのか凄くないのか分からなくなってきました。